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住所 | 愛媛県松山市北斎院町485-20 |
駐車場 | 敷地内に11台 第二駐車場10台(クリニックより徒歩1分) |
これらの症状が続いている方は、もしかしたら緑内障かもしれません。
緑内障は失明の原因1位となっており、患者数は増加傾向にあります。
その中には「正常眼圧緑内障」という眼圧が正常であるにも関わらず発症するものがあり、日本人に最も多いタイプです。初期段階では自覚症状がほとんどないため、気づいた時にはかなり進行していることが多いです。
緑内障は、視野(ものが見える範囲)に欠けが生じ、時間とともに症状が進行し徐々に視野が狭くなっていきます。病型ごとに原因や進行速度が違うため、病型をしっかり見極め、適切な治療を選択する必要があります。
緑内障は、早期発見と早期治療が重要です。
初期
視野が欠けている部分があっても、ほとんどの人は気が付きません。
視野検査で初めてわかります。
中期
見えない部分が増えてきます。
視野の1/4程度が欠けてくると、初めて自覚するようになります。
後期
歩くとぶつかったり、日常生活に支障が出てくることがあります。
しかし、もう片方の眼の視野が保たれていればこの状態でも気が付かないこともあります。
①原発緑内障
原因が不明
緑内障の9割を占める
②続発性緑内障
他の疾患が引き金となって発症するもの
③発達緑内障
先天的な異常
角膜に空気やセンサーを当て、眼球の固さ(眼圧)を測定します。
眼圧は正常範囲が10~21mmHgですが、緑内障の場合、眼圧が21mmHg未満でも視神経の障害が進行していることがあります。
自覚症状を確認するための検査です。
緑内障の診断や進行状況の把握をするため、視野の欠損の有無や程度を調べます。
眼底(目の奥)の血管や網膜、視神経などの状態を調べ、緑内障による視神経の障害の有無や程度を調べます。
主に点眼薬を用いて眼圧を下げ、病気の進行を抑制することを目的とします。
現在点眼薬は10種類以上あり、患者の状態や緑内障の種類や重症度、眼圧の高さなどに応じて処方されます。
緑内障の薬物療法は、病気の進行を遅らせることが目的であり、視力の回復を目的とするものではありません。
薬を自己判断で中断したり、量を変更したりすることは避け、必ず医師の指示に従って使用することが重要です。
レーザー治療は外来で行え、痛みはほとんどありません。
レーザー治療には2種類の方法があります。
①虹彩に孔を開け、房水の流れを改善する方法
②線維柱帯に照射し、房水の排出を促進する方法
当院で可能な緑内障手術は限られております。
高度で難治性の緑内障の方は、他の緑内障施設に紹介となります。
緑内障の最も大切な予防は定期的な眼科検診での早期発見です。
また、緑内障は生活習慣に影響されるといわれていバランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠、ストレス管理、そして喫煙を避けることが推奨されます。早期発見と適切な治療が重要です。